• 建島 陽一

    Film Picks Review

※感想はネタバレを含みますのでご注意ください。

女王陛下の007
On Her Majesty's Secret Service
1969年
ジョージ・レーゼンビー
ダイアナ・リグ
テリー・サバラス
ガブリエル・フェルゼッティ
イルゼ・ステパット
バーナード・リー
デスモンド・リュウェリン
ロイス・マクスウェル

あらすじ

姿を消した犯罪組織スペクターの黒幕ブロフェルドの探索の任が、再びボンドに与えられる。そんな彼の前に、トレーシーという名の美女が現れる。彼女は欧州各地のマフィアが恐れるフランスの犯罪組織ユニオン・コルスの首領ドラコの娘だった。ドラコからブロフェルドの本拠地がスイスにあることを知ったボンドは、アルプスの秘密基地に単身潜入。そこで、細菌兵器を使い世界を破滅に導こうとするスペクターの恐るべき計画を知ったボンドは、その陰謀を阻止すべく奇襲作戦を仕掛ける。

感想・評価

最初はどうしてもショーン・コネリーが続いていたせいで、ジョージ・レーゼンビー演じるボンドに違和感がある。どうしてもこれは仕方のない事だが、見慣れるまでに時間がかかる。ただ映画としてはとにかくスキーで逃げるシーンやカーアクション、ボブスレーでの逃げるシーンなどスピーディーなものが多くそこに面白みはかなりある。ボンドガールのテレサもキャラがたってておもしろい。最後はまさかの結婚まで話が進んでハッピーエンドかと思いきやそうではないという展開も今までにない007でよかった。本来ならあのまま続くストーリーを描けただろうにジョージ・レーゼンビーがこの1作しか出ていないのはもったいない気も。調べると興行成績が悪かったらしい。

★★★★★★★☆☆☆

【映画】女王陛下の007(1969)の感想とあらすじ