• 建島 陽一

    Film Picks Review

※感想はネタバレを含みますのでご注意ください。

ダーティハリー2
Magnum Force
1973年
クリント・イーストウッド
ハル・ホルブルック
ミッチェル・ライアン
デヴィッド・ソウル
フェルトン・ペリー
ロバート・ユーリック

あらすじ

サンフランシスコ市内で、法で裁かれなかった凶悪犯が次々と射殺される連続殺人事件が発生する。被害者はいずれも悪名高い犯罪者であり、正義感に燃える何者かによる制裁と疑われる。刑事ハリー・キャラハンは事件の捜査に当たり、犯人が警察内部の人間である可能性に気づく。捜査を進める中で、ハリーは自警団のようなグループの存在を察知し、その正体と目的を突き止めようとする。やがて事件はハリー自身を巻き込み、彼の正義感と警察組織の腐敗が激しく衝突する状況に発展する。法の限界を超えた行動で犯人に迫るハリーは、激しいアクションと心理戦の末、事件の真相に近づいていく。

感想・評価

出演者が増えたことでセリフ量も増えた。ただこの映画ではハリーは5人の犯人と対決するから仕方がない。相棒は犠牲になってしまったことで実質5対1。前作同様ハリーのキャラクター性そのものに変わりはないが、チャーリーの家で子供と話すシーンがあり、優しい一面を見せた。ここが必要だったのかどうか悩ましいところだが、もうひとつアルバート・ポップウェルが全く違うやつでまた登場してるのも、昔ならよくあったことなのかもしれないがピンとこない部分があった。人数が多いため一人一人の深掘りが浅く、犯行動機自体は理解できるもののなぜその考えに至ったのかは一人ずつ違うはずだからそういったところも見せてほしかったとは思う。

★★★★★☆☆☆☆☆

【映画】ダーティハリー2(1973)の感想とあらすじ