• 建島 陽一

    Film Picks Review

※感想はネタバレを含みますのでご注意ください。

ターミネーター
The Terminator
1984年
アーノルド・シュワルツェネッガー
マイケル・ビーン
リンダ・ハミルトン

あらすじ

1984年のロサンゼルス。閃光とともに現れた屈強な男が、「サラ・コナー」という同姓同名の女性を相次いで殺害する。同じ名を持つウェイトレスのサラも命を狙われるが、見知らぬ男カイルに間一髪のところで救われる。カイルによると、近い未来に機械と人類の戦争が勃発し、将来サラが産む息子ジョン・コナーが人類のリーダーになるという。そしてサラの命を狙う男は、人工知能スカイネットが歴史を変えるために未来から送り込んだ殺人サイボーグ「ターミネーター」だった。

感想・評価

まず下地として未来の殺人ロボットが現代にやって来るタイムトラベルのアイデアが浮かんだジェームズ・キャメロンがすごい。その上でアーノルド・シュワルツェネッガーの演技もすごい。いや、演技をしてないのかもしれない。どちらにしろ人選がよかった。逃げ続けるという恐怖、そして最後に生体組織がなくなって骨組みだけになっても追いかけてくるという恐怖。当時の作りだからなぜか余計に恐怖感を煽る。初めて観たのが90年代、日曜洋画劇場。今でも忘れないインパクト。しかも当時、審判の日となる1997年自体は意識していなかったが、1999年はこの展開来るのかと予想したものだ。そして今、人工知能の進化が現実に起こるのではないかという意識を多くの人に常に持たせている。その意識があることもあって数年に一度、何度でも観てしまうというループに陥る人たちを作ったとんでもない映画だと思う。

★★★★★★★★★☆

【映画】ターミネーター(1984)の感想とあらすじ