※感想はネタバレを含みますのでご注意ください。
リーサル・ウェポン3
Lethal Weapon 3
1992年
メル・ギブソン
ダニー・グローヴァー
ジョー・ペシ
レネ・ルッソ
スチュアート・ウィルソン
あらすじ
ロサンゼルス市警のリッグス巡査部長とマータフ巡査部長は、ビルの駐車場で仕掛けられた爆弾を処理班を待たずに解体しようと試みるが失敗。結果、ビルを爆破してしまい、二人は巡査に格下げされてしまう。制服姿でのパトロール中、輸送員に扮した強盗に遭遇し、チンピラのビリーを逮捕。しかし、その後ビリーは取調室で謎の人物に殺害される。やがて刑事に復帰した二人は、強盗たちが特殊徹甲弾「コップ・キラー」で武装していたことを突き止めるが、内務調査部が介入し、リッグスは不満を募らせる。一方、若者による麻薬取引の現場で、リッグスは犯人の逮捕を試みるも激しい銃撃を受ける。応戦したマータフが犯人を射殺するが、それが息子の親友だったことに衝撃を受ける。リッグス、マータフ、そして内務調査部のコール警部補は捜査を進め、未成年による銃犯罪とビリー殺害の背後に潜む人物に迫る。
感想・評価
過去2作に比べてシリアスさがほぼなくなっている。良くも悪くもジョー・ペシが新たなバランスを生み、レネ・ルッソが今までと大きく異なるテイストを加えた。ブルドーザーをつきやぶるほどのコップ・キラーはさすがにフィクションのようだが、防弾チョッキ程度を抜けるような球は実在するらしい。それはそれで少し怖い気もするが。強いて言えばやはりシリアスさとコミカルさのバランスをなくしてでもテイストを変える方向にシフトしたという部分で物足りなさはあるが、本来のリッグス、マータフのキャラクターのよさがあるし、マータフは息子の友人を殺害してしまうという出来事に見舞われるのも当時のリアルの一部を切り取っている気がしてよかった。
★★★★★★★★☆☆