※感想はネタバレを含みますのでご注意ください。
007/カジノ・ロワイヤル
Casino Royale
2006年
ダニエル・クレイグ
エヴァ・グリーン
マッツ・ミケルセン
ジャンカルロ・ジャンニーニ
カテリーナ・ムリーノ
シモン・アブカリアン
イザック・ド・バンコレ
イェスパー・クリステンセン
イワナ・ミルセヴィッチ
トビアス・メンジーズ
クラウディオ・サンタマリア
セバスチャン・フォーカン
ジェフリー・ライト
ジュディ・デンチ
あらすじ
MI6に配属されたばかりのジェームズ・ボンドが、冷酷な暗殺を成功させ「00(ダブルオー)」のライセンスを取得する。ボンドの任務は、国際的なテロ資金を操るル・シッフルの資金源を断つこと。ル・シッフルは世界各国のテロ組織から預かった資金をマネーロンダリングしつつ運用しており、今回は大型旅客機製造会社「スカイフリート」の株の空売りを仕込んだ上で、同社が製造した超大型旅客機「スカイフリートS570」をマイアミのお披露目式で爆破することで、スカイフリート社の株価を暴落させて巨額の利益を得ようとしていた。彼はル・シッフルがモンテネグロで開く高額ポーカーゲームに参加し、彼を破産に追い込む作戦に挑む。このゲームに勝つことは、テロ活動を未然に防ぐ鍵となる。MI6は財務省の役人ヴェスパー・リンドを派遣し、ボンドと共に作戦を遂行させます。緊張感あふれる駆け引きの中で、ボンドとヴェスパーの間に特別な絆が芽生えるが、次第に任務は予想外の展開を迎え、陰謀が絡み合っていく。
感想・評価
ダニエル・クレイグ第1作。Mこそ登場するが、マネーペニーもQもおらず、下地となる設定も大きく変わった。時代の問題からそりゃそうなるわなというのはあるが、かつての設定にこだわるところとこだわらず進化させるところは進化させるという形は結構いい。ここからダニエル・クレイグ版が始まるんだという感覚が、直接的に似ているわけではないが『バットマン ビギンズ』を見ているようにも感じる。これまで培ってきた中で余計なものを最大限に排除してジェームズ・ボンドという人物をフィーチャーしているからなのかもしれない。有能でありながら未熟さもあり、ラブストーリーも重視されている。
★★★★★★★★★☆