• 建島 陽一

    Film Picks Review

※感想はネタバレを含みますのでご注意ください。

レッド・グラビティ
Last Journey of Paul W.R.
2022年
ヒューゴ・ベッカー
ジャン・レノ
ポール・ハミー
リャ・ウサディット・レサート
フィリップ・カテリーヌ
ブルーノ・ロシェット
エミリー・ガヴォワ=カーン
ジャン=リュック・クシャール

あらすじ

2050年。異常な高温の影響で資源が枯渇し生態系も破壊された地球に、突然現れた赤い月が大接近する。人類の危機を救えるのは宇宙飛行士のポール W.Rだけだったが、以前計画されていた救助ミッションの開始の数時間前に跡形もなく姿を消す。

感想・評価

幼少期に予知していたポールを除き、全ての人は赤い月を破壊することが人類滅亡を防ぐ唯一の手段だと思っている。そう思わせている父親が姿を消したポールの後を追う。ポール不在の中で兄のエリオットが代わりに赤い月に向かうため宇宙船に乗るが失敗。帰還時に命は助かるが、人の心を読めて操れる不思議な力を手に入れる。はい、全く意味が分かりません。ただここまで具体性のないストーリーは逆にいろいろな考察ができる。そういう意味でのバランスは意外とちょうどいい。映画でありながらアートのように全てを脚色しすぎないような形式のように思える。意外と見応えもある。ラストは驚く展開だが、原題では「Last Journey of Paul W.R.(ポール W.R. の最後の旅)」とネタバレ感もある。

★★★★☆☆☆☆☆☆

【映画】レッド・グラビティ(2022)の感想とあらすじ