※感想はネタバレを含みますのでご注意ください。

ザ・コントラクター
The Contractor
2022年
クリス・パイン
ベン・フォスター
ギリアン・ジェイコブス
エディ・マーサン
キーファー・サザーランド

あらすじ

任務で負傷し、アメリカ陸軍特殊部隊から不本意ながらも強制的に除隊となったジェームスは、家族を養うために新たな職を探し、退役軍人で構成された民間軍事組織に雇われる。リーダーのラスティに命じられ、テロ組織が隠し持つ生物兵器の奪取任務についたジェームスは、かつての戦友マイクとともに精鋭チームを組み、アメリカからベルリンに飛び立つ。しかし任務完了間際、何者かの裏切りにより罠にはめられ、チームは壊滅状態に。異国の地ベルリンで追われる身となったジャームスは、家族のもとに帰るため孤独な戦いに身を投じる。

感想・評価

まずストーリーとして、ラストにすごい問題を感じる。何の罪もない科学者のサリムを殺しておいて、リーダーのラスティを殺したからハイOKとはいかないのではと思う普通。一度家族の下へ顔を出した上でどうなるべきか司法に委ねるというところまで描かれていれば一件落着感があってまぁまぁな映画だなと思えるんだが。強いて言えば車から声をかけるまでに留めている以上、そういった展開も考えていたかもしれないし、観た人に委ねているのかもしれない。ラストを除けば、映画として見応えはあった。キーファー・サザーランドが死ぬ役を選んだのは貴重なのではないだろうか。ほとんどの作品で主役だからこそ死に際に拘らずあっさり終わらせてくれたのもよかった。クリス・パインも渋みを増した。

★★★★☆☆☆☆☆☆