※感想はネタバレを含みますのでご注意ください。
聖闘士星矢 The Beginning
Knights of the Zodiac
2023年
新田真剣佑
マディソン・アイズマン
ショーン・ビーン
ファムケ・ヤンセン
あらすじ
神話の時代、邪悪な神々は地上を支配し、人類を苦しめていた。戦いと知恵の女神アテナはその力を駆使し、人類のために戦った。彼女を守るため 世界中の勇敢な闘士が集まり、彼らは聖闘士(セイント)と呼ばれた。 18年前、無力な赤子としてアテナが再び降誕した。敵の聖闘士から彼女を守り、命を捨てて地上へ導いたのは黄金の聖衣をまとった聖闘士だった。その直後、大富豪で神話に詳しいアルマンとグラードの夫婦が赤子を見つけて養育し、アテナを守る聖闘士を探し始めた。
感想・評価
聖闘士星矢のストーリーにかなりのリアリティを追求したらこうなるのかもしれない。
コミック原作の実写化の場合、日本で実写化されるケースは結構忠実な場合が多いけど、聖闘士星矢の場合まず色んな国のキャラクターが登場する時点で実写にしてしまうと言語の問題で成り立たない。
ドラゴンボールとかにも言えるけど、実際の外人が演じたとして英語でしゃべられるのは違和感しかないし、反対に主人公が英語で話すのも違和感しかない。そういった意味で原作に忠実にはできない。
最低限の軸を保ったままリアルとの整合性を図ったという点では続編があってもいいほどいい映画だと思う。でも原作の知名度がある以上、それでは成立しない。ある意味原作を超えないといけない。
でなければマイナス要素しか生み出さないから。っていうのがまずひとつ軸にあるって考えると、本来は挑戦するだけで大変なものだとは思う。
先述の通り原作を意識しなければ映画としてはおもしろい。今だったらマルチバースやパラレルワールドっていう発想を前面に売り出せばもう少しいいプロモーションはできたかもしれない。
★★★★☆☆☆☆☆☆