• 建島 陽一

    Film Picks Review

※感想はネタバレを含みますのでご注意ください。

Netflix バック・イン・アクション
Back in Action
2025年
ジェイミー・フォックス
キャメロン・ディアス
アンドリュー・スコット
ジェイミー・デメトリオ
カイル・チャンドラー
グレン・クローズ

あらすじ

15年前、CIAスパイのエミリーとマットは、あるキーを確保し飛行機に乗ると、エミリーは飛行機の中でマットに妊娠したことを告げる。直後、飛行機には殺し屋しか乗っていないことに気づいた2人は次々と倒していく中で飛行機は墜落する。何とか脱出するが、2人はそのまま疾走し、引退して子供を育てる決心をする。そして現在、エミリーとマットは郊外で10代の娘と10代前半の息子を持つ両親としての新しい生活を過ごしていた。そんな中、マットの友人で同じくスパイのチャックが訪れる。

感想・評価

スパイだということを隠しながら生活していて結局バレるという映画はたくさんある。しかし子供がここまで積極的に関わり、現役のスパイではないというのはあまりないかもしれない。似た様なものではジャッキー・チェン主演の『ダブル・ミッション(2010)』が感覚としては一番近いかもしれない。子供との関係があまりよくない状態から事件に巻き込まれて、最後にはその仲も改善される、というのは似ている。つまり内容そのものはシンプルで単純なもの。先が読めてしまうからにはアクションなどで楽しませるしかないのだが、この軽さは何度も楽しめる要素になるし、ジェイミー・フォックスもキャメロン・ディアスもコメディ色強めのアクションがよく似合う。しかも続編を匂わせて終わらせている。ただ、今さらここまでシンプルな内容だと10年前ならよかったかもしれないが多くのパターンの作品がサブスクで見れてしまう今の時代では記憶に残りにくい。そういう意味ではもう少し分厚い脚色も必要なのかもしれない。

★★★★★★☆☆☆☆

【Netflix映画】バック・イン・アクション(2025)の感想とあらすじ